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ブラデリウス、それは主宰のマイケル・ブラデリウスのファミリー・ネームであることをご存知の方は多い。その昔、スレッショルドに在籍し、アンプの設計、フォルテ・ブランドの製品設計を手がけたことが日本では有名。現在ブラデリウスはスウェーデンでハイエンド・オーディオ製品の設計を行い、彼の手によるアンプやプレーヤーは、スウェーデンのハイエンド・オーディオブランド数社が集まる組織スウェーディッシュ・ステイトメントでのリファレンスとしても使用されている。
スウェーディッシュ・ステイトメントが現在世界各地でデモンストレーションしているシステムは超高価。日本円に単純換算すると総額○千万円!それでも買うというオーディオファイルがいるというから驚きだ。米国だけではない。最近は中国香港、シンガポール等、極東地域の名だたるハイエンド・オーディオ強国のネオ・リッチな方々が購入されるそうである。
最近スウェーディッシュ・ステイトメントが使用しているブラデリウス製品は主に、モノラル・パワー・アンプBEOWULF(日本未発売)、ステレオ・パワー・アンプGRENDEL(グレンデル)、GONDUL(ゴンドル)。ちなみにケーブルはヨルマ・デザイン。スピーカーは北欧を代表するスピーカー、マーテン・デザイン。参考までにマーテン・デザインのスピーカーは、最近、内部配線にヨルマ・デザイン製線材を採用して、ナチュラルな立体的空間再現に磨きをかけているようである。
さてマイケル・ブラデリウスは、ワールドワイドに紳士的に言えばシャイな人、日本的に言えばちょっと変わった付き合いにくい人、である。人前に出るのも得意ではないと聞く。彼が仲間と取った写真はあるが、どの人がブラデリウスかは、すぐに判る。手で、あるいは誰かの後ろに隠れたりして、顔を隠しているからである。顔を見せていない人がマイケル・ブラデリウス、というジョークのような本当の話もあり、繊細でちょっと変わっているそうである。日本に来て自らの製品をデモンストレーションするなんて貴重だと思うので、当店も機会があればぜひ行ないたいと考えているほどである。そんな人物が良い製品を創ってしまうのがハイエンド・オーディオなのである。
細かいボタンが整然と品良く並ぶデザインのリモコンを見るだけで、出てくる音が想像できそうなTHORMKU(トアー・マークU)。大容量のトロイダルトランス、出力段は16個のバイポーラ・トランジスターで構成され、165W×2(8Ω)、330W(4Ω)という力強いスペックに裏付けられた躍動感のある音と整然としたトランスペアレンシーなサウンドステージがハイライト。普通の音というのがあるとするならば、ブラデリウスの音はそれに近い。たとえば有名米国ハイエンド・オーディオブランドのインテグレーテッドアンプは、上位機種の音を受け継いで特徴的な、切れた(凄い)パフォーマンス!を感じる事が多い。ブラデリウスの音はそれに較べてしまうと地味かもしれないが、良い意味で普通に音楽を聴かせてくれる、そんなアンプである。良質なアコースティックな音楽を好まれる方には持って来いのアンプなのである。
また、固定ゲインモードを持っているので、ホームシアターのフロント2CH用のアンプとして使う事もできる。
当店では試聴室でマーテン・デザイン/コルトレーンとの組み合わせで聴いていただけます。ジャズ、クラシック、ロック、ポップ、その他、様々なディスクを聴けば、いつもと違う音に気づかれるはず。もしもあなたが米国ハイエンドオーディオ中心であったなら、ほんの少しだけ北欧ハイエンド・オーディオの音にアレッと思われるかもしれません。でもそれはほんの一瞬で、すぐに「こんな世界もあるんだなー」とご理解いただけるはず。例えばアン・サリーの「ブラン・ニューオリンズ」のようなちょっとワールドな感覚もあるジャズは気持ち良く鳴るし、良い素性を持ったアンプであることがご理解いただけるはず。
しかし、当店での組み合わせでは、試聴を重ねるうちに、スウェーデン・ストックホルムのレーベル、オーパス3や、ドイツ・ストック・フィッシュ・レーベルで聴ける開放感に満ちた、良質なアコースティックサウンドがまさしくピッタリであると感じていただけるでしょう。開放感ある立体的なサウンドステージ、その中に飛び交う生々しいアコースティック・ギターの音、パーカッション。
自分が探していなかった音楽に出会え、それを気持ちよく聴かせてくれる音、それがブラデリウスです。
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